Story
新たなる恐怖伝説の幕明け―
悪魔が選んだのは落ちぶれた父とその娘だった
長年依存症に苦しんできた俳優アンソニー・ミラー(愛称・トニー)は、悪魔祓いを題材とする新作ホラー映画の主演を引き受ける。
今回の映画での成功で自身のキャリア、そして亡き妻との間の娘リーとの親子関係を取り戻そうと意気込むアンソニー。しかし、そもそも彼に主演の神父役の話が舞い込んできたのは、当初演じる予定だった俳優が撮影現場で不可解な死を遂げていたためだった。
撮影が進む中、アンソニーの様子が徐々におかしくなっていく。さらに、彼が隠し持つ《信仰》にまつわる少年期の暗い秘密を知った監督は、過去のトラウマと向き合うようアンソニーに強制する。
心身ともに追い詰められていくアンソニー。やがて事態は人智の及ばぬ現象とともに地獄と化し、ついには《邪悪なるもの》が姿を現す……。